【vol.94】高等学校家庭科における金融教育
一般社団法人 日本私産運用協会の事務局です。
高校生の教育に家庭科で「金融教育」が義務化されました。その中身について金融庁HP内容とともにお伝えします。
「金融リテラシーを高めること」が大きな前提
経済的に自立して、より良い暮らしを送ることができるように
「金融リテラシーの向上」
金融リテラシーとは、金融に関する健全な意思決定ができること、
さらには個人が良い暮らしを送るために必要な金融に関する「意識」「知識」「技術」を身につけ行動すること、と言われています。
次に、金融教育の「目的」として以下の3つが掲げられています。
1,自分の将来の暮らしかたについて考える(ライフプランニング)
2,そのために必要なお金(家計管理)と準備の方法(資産運用)を学ぶ
3,金融のトラブルにあわないよう、手口や対処法を知る
金融庁が、今年から始まった高校での金融教育(家庭科)のために作成した補助教材「高校生のための金融リテラシー講座」の一部です。
講座は以下の全7章からできています。
第1章 家計管理とライフプランニング
第2章 「使う」
第3章 「備える」
第4章 「貯める・増やす」
第5章 「借りる」
第6章 「金融トラブル」
第7章 まとめ
全体を見てみると高校生でもわかるようにやさしく、かつ基本的なところが網羅されています。
各種シュミレーションもあります。
例えばカードのリボ払いもリアルに近い数字で示されています(借金がさらに悪い借入になることが容易に想像つくかと思います)
お子様やお孫様から聞かれたときに、大人からもお金のことを伝えられるように、是非チェックしてみてください。
金融庁ホームぺ―ジより
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高校向け金融経済教育指導教材
https://www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220317/20220317.html
高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」
https://www.fsa.go.jp/ordinary/douga.html
各種シミュレーション
https://www.fsa.go.jp/teach/simulation/index.html